ペットと暮らす!心地いい家を考えよう


念願のマイホームを手にいれる理由として「ペットと暮らしたい」という理由を挙げる人は少なくありません。賃貸マンションではかなわなかったペットのいる暮らし。犬や猫などパートナー動物との暮らしは手間や工夫が必要なところもありますが、心の安らぎ、精神的な豊かさを与えてくれる掛け替えのない時間でもあります。では、何を注意し、工夫すればペットとの暮らしがより充実するのでしょうか。今回はペットとの暮らしを実現する家を考えてみましょう。


ペットのいるライフスタイル

犬や猫をペットとして迎えるということは、毎日を共に過ごし生きていくということです。動物を飼うと、散歩や食事など毎日のお世話が発生します。また、不在時の安全面に配慮が必要になりますし、旅行時は預け先を確保することも必要になります。さらに、家族構成の変化、ペットの老後のお世話、自分の加齢にともなう体力の衰えなど、考えておくべき要素はたくさんあります。そしてそれらを考えたうえで、彼らの一生に責任をとり、一緒に過ごす覚悟があるかどうかを家族とも相談し、協力し合える環境であることを確かめておかなくてはなりません。しかしその分、彼らが与えてくれる暮らしは豊かで充実した幸せな毎日となってくれるでしょう。


ペットを室内で飼う場合の注意点

ペットとなる動物は様々ですが、ここでは犬、猫との暮らしを想定して、注意点を考えてみましょう。

猫は8割・犬は7割が室内飼い

猫の場合は約8割、犬の場合は約7割が室内で暮らしています(一般社団法人日本ペットフード協会調べ)。多頭飼いする家庭も増えてきている今、人と動物が同じ室内でストレスなく生活できる工夫が必要です。


習性や行動によるケアと対策

共に暮らす動物によって習性や行動は異なります。たとえば、猫は高低差を自由に行き来したり、柱でツメを研いだりします。犬はとくに雄犬の場合、マーキング行動により壁などに尿をかけることもあります。こうした行動はある程度、しつけで制御出来る場合もありますが、住環境や設備環境を整えておく必要もあります。基本的に考慮しておくこととしては、抜け毛対策、ニオイ対策、床・壁・家具のキズ対策、室内の温度管理などが考えられます。

  • 抜け毛対策:掃除のしやすい床材、水ぶきできる壁材などを考えましょう。
  • ニオイ対策:ニオイや湿度を調整してくれる珪藻土(けいそうど)などを壁材として使ったり、汚れが落としやすい素材の壁材を選ぶことが大切です。また換気しやすい工夫もしましょう。
  • キズ対策:キズが気にならない素材、たとえば無垢(むく)の床材などでキズも味になっていくようなものを選ぶのも一案です。
  • 温度管理:採光の工夫やエアコンなどの利用を建築時から考慮しておきましょう。


ストレスの軽減の環境づくりに配慮する

共働きや外出など、留守が多い家庭は犬猫のストレスの軽減のため環境づくりに配慮しましょう。室内飼いの猫はキャットタワーなど猫が遊べる部屋を整えてあげましょう。犬の場合は日々の散歩である程度のストレスを軽減できますが、飼い主がいない寂しさで電源コードをかんだり、無駄ぼえをしたりすることも少なくありません。飼い主の外出時にはケージに入るしつけをする、食べ物をしまっておく収納を充実させるなど、安全面に配慮することも必要です。


災害時の注意点

震災などが発生した場合、避難所でのペットの受け入れが困難なこともあるので、ペットの居場所づくりなども平常時から考えておく必要があります。信頼できる預け先を決めておくと安心です。また、いざというときのための準備としてフードや水のほか、常備薬、迷子札やペットの写真を飼い主の避難グッズと共にそろえておきましょう。


ペットが快適に暮らせる家とは

では、以上のような注意点を踏まえたうえで、快適なペットとの暮らしとはどういったものでしょうか。意外にもペットにとっての危険は室内に多いといわれています。一般的に多い事例をみてみましょう。

大型犬に多い誤食、散歩不足によるストレス

小型犬の場合は日々のお散歩でストレスを軽減できますが、大型犬やスポーツドッグは長時間・長距離の散歩が必要です。毎日は難しくても時間のあるときにたっぷりと散歩させるようにしましょう。また、そのストレスが食欲に向いた場合、何でも口にくわえるなどの行動をとることがあります。また好奇心が強い犬の場合は、食べ物でなくても遊んでいるうちに誤飲する傾向が強いとも言われています。動物が口にしてはいけないものは、目に触れないように収納しましょう。


小型犬の脱臼や骨折

小型犬や犬種によっては、フローリングで滑って関節を痛めたり、ソファの上り下りで脱臼(だっきゅう)や骨折をする事故が多く挙げられます。たとえば床材を滑りにくいものにする、カーペットを敷くなどの工夫を考えてみましょう。またソファの上り下りする箇所に滑り止め防止マットを敷くなど、滑りにくい工夫をすることも大切です。


配線による感電

電源コードのいたずらによる感電事故も多く挙げられます。いたずらをしないようしつけると共に、ペットの手が届かない箇所に配線する、配線カバーを設けるように心がけましょう。


キッチン周りの火傷

調理中にお湯や油がはねる、包丁やキッチンバサミなど調理器具の落下など、キッチン周りには意外と危険が多いもの。おいしそうなにおいにつられて足元に擦りよってくるペットは可愛いですが、調理中やガスレンジを使っているときにキッチンに入ってこられないようガードをつける、ケージに入れるなど、習慣づけるようにしましょう。


老化のサイン

動作が鈍くなった、ツメとぎしなくなった、白髪が増えてきたなど、人と同じようにペットも高齢化します。人よりも寿命が短いペット。老化のサインを見逃さないようにしましょう。

犬や猫にとって住みやすい環境づくりができているかを見極め、必要な設えをすることが心地良い家づくりのポイントです。とくに温度変化は人にとっても動物にとってもストレスになります。温度コントロールしやすい設備を用意することも考えておきましょう。


ペットにも家族にも心地いい家づくりを

ペットにとって過ごしやすい家は、家主や家族にとっても心安らぐ暮らしやすい家となります。お互いに心地よく過ごせる環境づくりで、ペットと心地よく暮らす家を目指しましょう。

今回ご紹介した他にもペットとの暮らしは楽しい時間をもたらしてくれます。『ウッドデッキでバーベキューを最大限楽しむ!ポイントはデッキサイズとマナー - 青森県 イエペディア | 家づくりと暮らしに役立つ情報を発信』なども参考にしてください。

そして、目先のことだけでなく、5年後、10年後とお互いの年齢に合わせたライフプランも忘れずにしましょう。

参考:

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