2階の間取りからみる戸建住宅のメリット・デメリット

 

家を建てる時は、リビングや水回り、寝室、子供部屋などを検討し間取りを決定しますが、採光や開放感を求めて2階にリビングや水回りを配置するケースが増えてきています。立地や住環境により建ぺい率が決められている中で少しでも開放的な屋内空間を確保できる場合など、メリットになることも多いのですが、その反面デメリットがあるのも事実です。2階の間取りについてメリットとデメリットをご紹介します。

リビングと水回りを2階に配置するメリット・デメリットとは

間取りを考える時に、多くの方が迷う間取りのポイントとして、リビングの配置を1階にするか2階にするかが挙げられます。リビングは生活の中心になる部屋なので、リビングを設置する位置は、キッチン、浴室など水回りの配置などにも関わってきます。今回は2階にリビングと水回りを配置した場合に注目してメリット・デメリットについてみていきましょう。

2階リビングのメリットとは

2階リビングのメリットは

  1. 見晴らしがよく開放感がある
  2. 採光がよく日当たりがいい
  3. 湿気がこもりにくい

などが挙げられます。つまり、2階にリビングを置くことの大きなメリットは、明るさ、見晴らし、湿度など住環境が良く居心地のいいリビングを作りやすいことだといえるでしょう。また、忙しい共働きのご夫婦やお子さんがたくさんいるご家庭の場合は、リビングと合わせて水回りなど家事に必要な設備を集中させておくと、家事効率とリビングの居心地の良さを両立することができるでしょう。また、3階建ての場合は、1階がリビングだと3階に部屋を持つ家族からは遠く、動線が悪くて生活しにくくなります。家族が集まりやすい2階をリビングにすると良いでしょう。また、青森県のように豪雪地帯の場合は、冬場に1階部分が雪に埋もれてしまうことがあるため、リビングが1階にあると暮らしにくいというケースも考えられます。

2階リビングのデメリットとは

2階リビングのデメリットは

  1. 高齢になった時の負担が大きい
  2. 1階部分への生活音の配慮
  3. ベランダの位置

が挙げられます。階段の上り下りは意外に足腰への負担が大きく、高齢になった時に2階にリビングや水回りなど生活の中心となる設備が集中していると日々の負担が大きくなってしまいます。また、生活の中心を1階に移す場合は水回りの施工をやり直す必要があります。これは2階にリビングを置いた場合の最も大きなデメリットといえるでしょう。さらに、上の階に水回りが集中している場合、設計段階で1階部分への生活音の配慮をしておかないと住み始めてから生活音が気になって眠れない。といった問題が出てくる可能性があります。また、リビングの真横にベランダがあるという設計の場合、日当たりのいい場所に洗濯物を干すことができ使い勝手がいい反面、常に洗濯物が見える状態となり生活感が出やすいという欠点を抱えています。

2階における間取りの失敗とは

施主の生活スタイルにおいて長短はありますが、一般的に失敗例として挙げられる間取りについてご紹介します。

  1. 吹き抜け
  2. 室内階段
  3. 屋根裏収納

吹き抜けは、1階から2階にかけての開放感が魅力で人気の間取りですが、青森県など豪雪地帯にはあまりおすすめできません。その理由は冷暖房率が悪く、冬場は部屋がなかなか暖まらない点にあります。

吹き抜けに室内階段をつけた場合、1階部分の家具配置に工夫が必要になるので注意が必要です。また、1階と2階が吹き抜けでつながっている場合、プライベートが保てないなど生活を始めてから不具合に気がつくケースもあるようです。

屋根裏収納を作った場合、大容量の収納が叶う一方で、階段を使っての出し入れが必要になるため、重いものや大きいものを収納するのが難しく、スペースはあるのに思うように使えない、という場合があるため注意が必要です。また、ハシゴなどで屋根裏収納に上がる構造の場合、高齢になった時に上り下りが危険なため使えなくなるケースも考えられます。

 

2階の間取りからみるメリット・デメリットをご紹介しました。2階の間取りを見直すことで、家全体の間取りを検討できます。生活スタイルをシミュレーションしながら、それぞれの事情に合わせた最適な間取り選びを心がけましょう。

参考:

関連記事