実際に家を建ててわかった「間取りの失敗例」と回避のコツ

憧れのマイホーム。夢をカタチにするために、設計士や工務店と何度も相談して間取りを組み、完成を待ち望んで新生活をスタートさせたはずなのに「あれ、しまった!」と感じたオーナーさんは意外と多いのではないでしょうか。気づいた時はもう手遅れ!とならないために、間取りの失敗例を見ながら「失敗しない間取りのコツ」を見ていきましょう。

失敗例ワースト3は「収納・広さ・生活音」

図面では理解していても、実際に住み始めて「あれ?」と気づくのが間取りの悪さです。大手住宅メーカーのアンケート結果(リクルート月刊誌「HOUSING」調べより)によると、間取りの失敗例のワースト3は、

「収納の造り」「部屋の広さ」「音の伝わり方」の3つです。

収納の造り

昨今、収納や片付けに注目が集まっていますが、美しく住まう、無駄なものは省く、といったできるだけ生活感を出さないスタイルが主流となっています。そのスタイルを実現するためにも収納は不可欠ですが、リビングやキッチンなど収納スペースが充分に取れない部屋もあります。

そういった場合には屋根裏やロフトを大型収納として使う方法もあるでしょう。そういった収納を考える時に注意したいのが、収納やクローゼットの配置、開口部、サイズなど、使い勝手を考えて設計段階で吟味することです。

たった数センチ狭いだけで、仕舞いたいものが入らない……というのはよくある話です。また、屋根裏に大型収納を作ったから収納は充分と思っていても、はしごを利用して冬場のヒーターや本類などを収納するのは、若い人でもかなり骨が折れる作業です。

高齢になったときのことを考えると、1階にヒーターなど季節で出し入れするものをしまえるスペースがある方が便利なのは言うまでもありません。将来を見据えた収納を考えることをおすすめします。

部屋の広さ

多くのオーナーさんが広いリビングを望みますが、居住面積が限られている場合は、他のスペースが狭くなることを覚悟しなければなりません。また、リビングが広すぎる場合、冷暖房効率が悪くなるケースも考えられます。

他にも、トイレや浴室のサイズが狭いまたは広すぎる、寝室が狭すぎてベッドしか入らない、など広さに関する失敗をたくさん耳にします。自身や家族のライフスタイルを見直し、必要なものをどこに入れるか、生活の動線はどうかを今一度検討するようにしましょう。

音の伝わり方

盲点となりがちなのが生活音などの音の伝わり方です。子供の足音、冷蔵庫や換気扇の音、食洗機や浴室などの水音は意外に響きます。

リビングの上や寝室の上に子供部屋があったら、キッチンや浴室の横に寝室があったらと考えると想像しやすいと思います。気になる生活音の出どころをリストアップしておくと設計の段階でチェックできるはずです。

収納、広さ、音の3つに注目して失敗例を紹介しましたが、他にも使いたい場所にコンセントがない、外からの視界が気になる、明るすぎる・暗すぎる、暑い・寒いなど、間取りに関する失敗例は尽きません。生活動線、方角、日当たりなど、様々な視点から間取りをチェックする必要があると言えるでしょう。

間取り失敗の原因とは

どんな間取りにも長所・短所があるので、優先順位を決めてチェックすることが大切です。一番気をつけなくてはならないのが「着工準備期間」で、この時期であれば間取りの希望や変更は可能なのです。この時期に施工側ときちんと話し合い、安易に考えずに設計図の隅々までチェックすることが大切です。

失敗しない間取りの作り方

間取りの失敗は、実生活の全体シーンが見えていないことが要因です。毎日の家族全員の動線を考えながら間取りと照らし合わせると、どこに何が必要なのかポイントが見えてきます。収納、部屋の広さ、コンセントの位置や数などライフスタイルに合わせた配置が可能となります。

また、住宅メーカーが提案している「間取りプラン集」など実際の事例からヒントを得るのもおすすめです。

実際に家を建ててわかった「失敗しない間取り」のコツとして「選べる自分らしいプラン」などを紹介しているサイトも参考にしてください。

間取りの失敗を活かした住宅作り

念願のマイホームを手に入れると同時に、完璧とまでいかなくても納得のいく間取りを手に入れましょう。そのためにも、施工側と密に打ち合わせをしながら、希望をできるだけ具体的に伝えることが必要です。間取りの失敗例を参考にしながら、絵やイラスト、参考画像など、ビジュアルで伝えるのも一つの方法です。後悔のない満足度の高い家づくりを目指しましょう。

参考:

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